今はあまり聞かれなくなったように思うのですが、現地調達の「ブッシュクラフト」に魅力を感じたことがあって、木のシェルターとはいきませんが、タープ1枚や露天で寝転んで寝ることもありました。
私の場合、基本は登山がベースなので、ウルトラライトのシェルターやツエルトをベースに、食料は持ち込み、水や薪木は現地で調達するようなことをやっていました。よって、道具選びの基準は、「コンパクトで使いやすい」こと。
夫婦で車中泊キャンプする機会が激増し、ソロで出歩くことが少なくなったせいもあり、ご紹介する道具を使いこなす機会は減っていますが、最近では、道の駅などを利用する観光型のくるま旅から、キャンプをベースにしながら、ゆっくりと近くの自然や文化などを堪能する滞在型のくるま旅の比重を増やしているので、ご紹介する道具の構成も、長年愛用しているものや最近便利だなと思って購入した道具や日々進化している100均のものなど、新旧織り交ぜているので、キャンプを愛する誰にでも役立つものを自信を持ってご紹介できると思います。
最近の車中泊キャンプでは、このセットと、焚き火専用ザックの2つを持っていきます。
キャンプ歴30年以上、登山歴30年以上、車中泊旅20年以上の私が、試行錯誤を繰り返しながら、長年の経験でよりすぐった道具を紹介していきます。
各道具は、Amazon等にリンクしているので、詳細はそちらでご覧いただくとして、今回の記事では、主に、個人的な感想を少しづつ加筆していきたいと思います。
日帰りザック
カリマーSFプレデターパトロールのサイドポケット2種類とそれらを連結するショルダーシステムの3つで構成されるザックに詰め込みます。見るからに、野営感出ていませんか!
フルメンバーだと、見た目はコンパクトに収まっているように見えますが、結構重くなります。長い距離を担いで歩くには不向きです。近場か、車で移動して少し歩く場合に適しています。
◯karrimor SF Ammo Omni Side pocket
2段のポケット。小物を取り出しやすいが、収納力は限られる。
◯karrimor SF PLCE Side pockets
2つ所有。現在、1つは焚き火道具用、もう一つは今回の記事で載せたもの。見た目よりも収納力は高い。
◯karrimor SF Yoke System
上記2つや、PLCE2つを連結してザック仕様にする担ぐためのもの。
◯ヘッドライト(おすすめ1、2)
灯り1:必需品。歩く距離が長い場合は、良いものを揃えましょう。
◯コンパクト折りたたみシート
リンクは別のもの(ベスパ(妻)が使用)。写真のものは、奈良かつらぎ町のOrangeで買ったもの。一つあると重宝します。
ポケット1(小)
すぐに取り出しやすくしたいものを入れています。
◯ユーコ(Uco)キャンドルランタン、ローソク、リフレクター
灯り2:あえてろうそくのまま使います。焚き火と一緒で、揺れる光に癒やされます。コンパクトに折り畳める。
◯ファルクニーベン ダイヤモンド セラミック シャープナー
斧やナイフ等の応急処置用。ダイヤモンドで整形し、セラミックで磨く。
◯予備電池
◯NEXTORCH LEDランタン(今ならゴールゼロ)
灯り3:単3が1本。1回回して弱、連続2回回して強。お尻に磁石付、紐付。コンパクト。
◯スノーピーク クワガタ
CB缶やOD缶の残りガスを廃棄するために缶に穴あけするもの。そのまま捨てないエチケット。
◯FIREBOX ステンレス製
【ナノストーブ+X-ケースセット】
ちょこっと焚き火をしたいときに便利。専用バーナー(キャンピングカーに常備)でガス使用も可能。もちろんアルコールストーブ(アルスト)も可能。
◯ステンレススチール ショットカップ
白州サントリー工場で記念購入。昔から飲み続けているウィスキーのストレート飲み。
◯スキットル ウイスキーボトル
山のテン泊用。お安いものを買ったのでステンレスでちと重い。お金があればチタンがお勧め。
◯トイレットペーパー
必需品。これを忘れると致命的。
◯ウィンドスクリーン 小
FIREBOXナノ、アルストなどの風防。敷物としても利用。
◯100均鉄板
近場の山登りの必需品。途中のスーパーで赤札ミニステーキ肉を購入し、山頂で焼いて食べるのが習慣。
良い色目になってきた。
◯速乾タオル
必需品。少し値段が張っても良いものを使っている。肌触りが違う。
ポケット2(中)
シャルターや薪づくりなどで使うものを入れています。
◯eno(イノー) SUB7
6m間隔の木が2本あればどこでも設営できる。マットを敷いて寝れば寝やすくなる。冬はDIYのダウンカバーや多機能ブランケットシートで覆って寒気を遮断する。雨降りのときは、大き目のタープの下に設営。足元が悪くてもへっちゃら。日帰りでも簡単設営。最強の寝具だと信じている。もう7はなくなったのかな?
◯SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ウルトラSIL ナノタープポンチョ
とにかくコンパクト収納。ポンチョにもなるので急な雨でもザックごと使用。あくまで応急。ポール1本でシェルターになるし、2本木に細挽きを張ってタープにもなる。145*265cm
◯ポイズンリムーバー 救急セット
このタイプのものにしましょう。お安いのは効果期待薄。やってみるとわかります。お肉に吸い付きます。
◯TOUGH-GRID 750ポンド(耐荷重340kg)ミルスペックパラコード 11芯 (フォレストカモ, 100)
荷重を特に要求しないなら、お安いものでもいいと思います。ただし、あまりお安いものだとほつれてくるので、私は一応それなりのものを選んでいます。ちなみにテントの追加細引きはダイニーマを使っています。
◯リフレクティブタープ用張綱
同上。
◯モーラナイフ エルドリス
安くても使いでのあるモーラ。コンパクト収納のため小さいサイズが欲しかった。背は、着火用のスターターにもなる。
◯替刃式折込鋸 刃渡り 120mm
焚き火の必需品。FIREBOXナノに入れる木々はある程度太くなるのでこれが役立つ。
◯スライド式コンパクトハサミ
何十年ものかわからない最古参。必需品。
◯チタンペグ
地面が硬い時以外はこれ一択。とにかく軽い。
ポケット3(大)
嵩張るものを入れています。
◯trangia(トランギア) メスティン
長い付き合い。アルミが柔らかいのでデコボコになっている。もう少し強度があれば最強。飯盒、スパ、小鍋など多機能。蓋はフライパン代わりになるが微妙。収納袋は、ベスパ(妻)のDIY。
◯鎌倉NaFro ナフロ 「フタグリルパン」
最近購入。値段が高過ぎるけど、よう焼ける。メスティン料理をする焼き肉愛好家の必需品。
◯100均蓋
100均鉄板と一緒に使用。ま、なくても問題なし。
◯ソト(SOTO) 超小型バーナートーチ
SOTOのシリーズは他にもあるが、これが一番使える。そのせいで、2つも持っている。
◯フリント式ライター
流行りの電子式はキャンプでは使えない。こするタイプにしましょう。マッチも新しいものでないと駄目。湿ったマッチは使えない。一応、非常用に防水マッチも持っているが1回しか使ったことがない。
◯100均フライ返し
焼き肉の必需品。ミニトングと併用。
◯100均もんじゃヘラ
焼き肉のこびり付きを取る。
◯メスティン100均蒸し網
シュウマイ、豚まんの必需品。
◯Keith チタン キャンティーン メスキット トレッキングウォーターボトル カップ
高価。かなり悩んだ末に購入した記憶あり。ブッシュクラフト感満載。900mlの容量があるので、日帰りなら、ぎり水の量は足りるかも?キャンティーンは鍋向き。
◯焚き火用ミニトング(フォールディングトング)
テンマクデザインで買ったが、ネットでは今出てこない。もう一つ所有の折り畳みトングのリンクを張った。これも焚き火必需品。
◯ミニキャンドルランタン
灯り4:これもかなり初期の頃に購入。ネットでは今出てこなかった。類似品を掲載。基本ろうそく仕様だが、下記のボトルを導入し、市販のベビーオイルで使用。
◯カメヤマキャンドルハウス プチボトル
同上。
◯ベビーオイル
◯オリーブオイル
◯ダイソーペッパーミル
私に、塩と黒胡椒は必需品。他の調味料を忘れてもなんとかなる。
◯Trangiaアルコールストーブ
定番。類似品多数。火調節蓋の取っ手がついている類似品でもいいかも。私は、有名なYoutuberのwinppyjijiさんから購入して取っ手を付けました。
◯メタルマッチ
でかいのが欲しくて買いましたが、小さいので良いと思います。
◯フリントストライカー
同上。
◯フィッシュマウススプレッダー
keithのウォーターボトルを焚き火の上に吊るすために購入。
◯エバニュー(EVERNEW) ALストーブ用チタン十字ゴトク
Trangiaアルストとセットで購入。簡単にバーナー台になるので重宝します。焚き火とこれだけでいいんですけどね。
◯100均ミニトング
焼き肉の必需品。
◯SOTOクッカー マグ
長距離縦走用に購入。北アルプスや八ヶ岳で多用。使いこなしはできていない。最近、出番が少ない。
◯SOTO OD缶
◯熊よけベル 中 カラビナロック式
これはお勧め。色んなものを試してきたが、現時点で一番、音色も音量も鳴り具合もgood。
◯ブッシュボックス LF チタン
高価。軽くてコンパクトな焚き火台。日帰りには最強。革ケースは、DIY。
◯チタン多機能ケース
高価。最近購入。上記LFのアンダーコート。台の上でも使えるようになった。
◯[オレゴニアン アウトフィッターズ] 防水グランドシート 【S】
荷物置きとしても、休憩時にも使える大きさ。寝るには短いが工夫すれば使える。
◯マルチトレイ
木製のトレイ。今は100均でも売っているが、薄くて軽いものなら専門店で買いましょう。まな板としても使えます。
◯チタンカトラリー
カトラリーは軽いチタンで決まり。袋はDIY。
◯ウルトラ・スパイダーストーブIII 分離型シングルバーナー
冬用登山ストーブとして分離型を購入。今は雪山に行く機会が減ったので、もっぱらブッシュクラフト用に転用中。
◯トライポッド 焚き火三脚
直火の時、FIREBOXやブッシュボックスの焚き火で使用。ブッシュクラフト感満載。
悩み
色んな道具が集まっているので、その都度、必要なものだけを取り出して使うことも多く、すぐに元に戻しておかないと、所在がわからなくなることがよくあります。2つ買うのももったいないので、使いまわしますがこれは中々解決していません。
動画や上記のリストで抜けていたものがあるのもそのせいです。思いついたものを列挙しておきます。
◯浄水器 (現在も捜索中)
昔のタイプ。水の出が遅い。新しいタイプがお勧め。
◯火消し袋
焚き火の必需品。多少残り火があっても大丈夫。燃えカスは自然還元が遅いので、できるだけ持ち帰りましょう。
◯革手袋
焚き火料理の必需品。
◯ナイフ、マルチツール
オピネルは安いのによく切れる。レザーマンはかなりの古参。当時何年も値段の推移をナチュラムのサイトで眺めてから購入したことを記憶している。これだけでいいんだけど、道具を揃えてくると使用頻度が落ちてしまいます。
◯トレッキングポール
SMDのワンポールテント用で購入。今はシェルターポンチョ用。
◯フォールドアップクーラー
日帰りで、ビールとお肉を入れる保冷容器。折り畳めるのがいい。
◯シェラカップ、シェラカップリッド、シェラカップ調理器、100均シェラカップスプーン
今、シェラカップ料理を研究中。車中泊の取り皿としても使用。数が増殖中。
◯折り畳みバケツ
テント泊初期に購入した古参。食器洗いや野菜洗いにも使用。
シェラカップ料理のレシピ本を参考に、日々研究しております。
宿泊ザック
今回ご紹介したザックに加えて、カリマーSFプレデターパトロール本体(45L)に、ポケットを左右に取り付けたフルバージョンで臨みます。ザック自体の重量が重いので、担ぐとかなりずしりときます。本体には、下記のものに加えて、食料、水などを入れます。Amazonサイトの写真を掲載しておきます。
◯手斧
安いハクスバーナ。歯磨きが大変。ブッシュクラフト感満載。
◯折り畳みテーブル
縦走用に購入。UL化とともに退職し、ソロキャンプで使用。ワンタッチで操作できるのがいい。
◯折り畳み椅子
シニアになると腰が痛くなる。ちょこっとだが、あると便利。空気式マットと組み合わせる座椅子は縦走登山で使っている。
◯折り畳み焚き火台
このタイプが出てきた最初の製品に感激して購入。今ではお安いものが出回っているので羨ましい。
◯シュラフ
当初は羽毛、今は化繊。暖を取るときは羽毛を選択。3季用。
◯サーモライトリアクター
上記のシュラフだけでは冬季寒いので、これを補充的に使用。
◯マット
色んなタイプを持っているが、コンパクトでは空気式。穴開きは付き物なのでご用心。
◯グランドシート(高、安)
安くてもいいと思います。テント泊では、お安いタイベックスシートを使用。
◯タープ
一年中タープがあれば、どこでも寝れます。蚊と寒さだけの対策は必須ですけど。
◯スキレット
これ一つで色んな料理ができます。冷めてから汚れを落とすことだけ注意。
今後、ご紹介していきます。
動画
【備考】Amazonアソシエイトにリンクしています。同じものがない場合は、類似品を参考にリンクしています。ご確認の上、検討してくださいね。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。いかがだったでしょうか? かなり頑張って作成してみました。皆様のキャンプライフのお役に立てれば幸いです。それでは、次の週末、どこ行こう!?
コメント