【冬の車中泊】寒さ対策・完全ガイド

くるま旅

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冬の車中泊シリーズ最終章。今年も、気象庁の寒候期予報が発表され、冬の初め頃は、ラニーニャの影響で寒くなるようです。霜が降りる気温5℃以下のエリアも近畿山間部の広がってきました。いよいよ、冬到来。まずは、寒さ対策をしっかり復習して備えましょう。登山歴(雪山テント泊登山を含む)30年以上、車中泊歴20年以上のコツコツ親父がコツを伝授します。

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気象庁によれば、今年の冬は、はじめごろ、冬型が強まり西日本の日本海側で降雪が多く見込まれるが、それ以降は平年並みの予想。2025の冬は、「備えあれば憂いなし」、早い準備が重要ですね。

これまで、「結露」「電力切れ」の冬の大きな課題をテーマにしてYoutube動画を配信した。今回は、その最終章、集大成として、「寒さ対策・完全ガイド」を発信する。この動画と記事を見れば、冬の対策のほぼ全てを知ることができる。冬の悩みは皆さん共通、できれば、コメント欄に皆さんの冬対策をコメントいただければ幸いです。

第一章 心構え

「雪中キャンプ」が楽しいように、「雪中車中泊」もワクワクします。危険と隣り合わせであることを認識したうえで、安全に楽しみましょう。緊急かつ時間限定のアイドリングは別次元として、通常時のアイドリングは自分にとっても他人にとっても迷惑なこと。冬対策をして寒さを乗り切りましょう。

第二章 体の保温対策

雪山登山はー20℃の世界。「寒さ」に耐え、「強風」「汗冷え」が最大の敵。いかに体温を逃がさないようにするか、究極の対策が求められます。車中泊では、「強風」「汗冷え」の影響は少ないので、「寒さ」に耐える方法が求められる。

体の保温が最大のポイント。特に、「四端」(四つの端、頭、首、手先、足先)を防寒すると、効果的。私の場合、日常(通勤時)の防寒対策は、「マフラーと手袋のみ」。

最も温かいのは、上下のアンダーウェアにお金をかけること。私は、メリノウールを愛用。高価なものだが、最近はワークマンから上下で3800円と激安商品が販売されているようだ。後は、日常で使う上着を重ね着すればよい。パンツは、アンダーウェアさえ、いちんと履いていれば特段の配慮は不要である。

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私は、ベストの上に、お気に入りの「モンベル サーマラップパーカ(初期モデル)」を愛用している。当時より値段が爆上がりしているのでびっくりしている。これは、暖かさはさほどではないが、肌触りと行動着としては最強である。

長年愛用しているのが、ベスパ(妻)が作ってくれた羽織るもの。これが結構温かいので重宝している。真冬には手放せないアイテムである。

冷え対策は、床からの防寒が大切。その点、ニトリのマットレスは最強。寒さを感じたことがない。季節外れのワゴンセールの商品なのでお得だった。

第三章 車の断熱と安全走行

夏冬一年中有効な断熱サンシェード。前車で使っていたもので代用しているので、ワイドハイエースには小さ目。後部車内は、厚手のカーテンとレースのカーテンで覆われている。これだけでは、結露や断熱には効果薄なので、現在、DIYカバーを検討しているが、なかなか焦点が絞れていない。11月中旬現在にホームセンターに行くと、断熱シートやパネルはたくさん陳列されている。しばらくは、にらめっこが続きそうだ。

スライドドアのステップ部分からの冷気を感じる。前車(コンパクトキャブコン)ではあまりの寒さにオーダーメイドのパネルを作って防寒したが、ハイエースでは構造的に無理があるので、現在は緊急避難として荷物を入れたバックを押し込んで凌いでいる。

雪道の必需品「スタッドレスタイヤ、チェーン」。装着するための「ゴム手袋」「長靴か滑り止めのついた温かい冬用の靴」。深雪にハマった場合に脱出するためのスコップも常備をお勧めする。数年前、スリップして脱出に困っていた人をスコップを持っていって救助したことがある。

雪の車中泊旅の鉄則。明るいうちに行動し、暗くなる前に目的地に到着すること。できるだけ山間部を避け除雪路をゆっくり通行するように心がける。これだけで、冬の車中泊旅の安全が約束されている。

雪で急な通行止め。しばらく閉じ込められることもある。その時一番困るのがトイレ。簡易トイレを常備しておくと安心。また、低温時にエンジンがかかりにくくなることもあるので、ブースターケーブルは必須、できればジャンプスターターがあれば周りに人がいない場所でも安心だ。

第四章 気象情報を味方に

事前に真冬のクルマ旅プランを考えるときには、必ず、通行道路の安全を出発直前までチェックしている。監視カメラ映像で確かめることや、リアルタイムの交通状況や口コミ情報も忘れない。旅の最大のチェックポイントである。「雪ナビ」は全ての知りたい情報が一度で確認できるので重宝している。それ以外にもかない多くのサイトをお気に入り登録していて、クロスチェックも忘れない。冬山では、気象情報が命なので、そのために定年退職前に気象予報士の資格を取得したほどだ。

【関連サイト】
雪ナビ
北陸雪害対策技術センター(X)

第五章 暖房・酸素・電力対策

体の対策をしっかりしておけば、換気のために少し窓を開けておいても寒さは凌げる。それでも寒さが厳しいときに補助的に使用しているのが、「湯たんぽ」と「こたつ」。湯たんぽは、家で使っているものを温めてから持ち込む。簡易こたつには、上下に電気ヒーターが設置できるようにしているがあまり使ったことがない。足元を温めることで寒さは凌げる。

真冬のシュラフは、私は登山用の冬シュラフ。ベスパ(妻)は、3シーズン用の私のとベスパのを2枚重ねにして使っている。寒いときには、その上に、ニトリのあったか毛布を掛けている。今のところ、これで寒さを感じたことはない。予備として、雪山テント泊で使っていた「フリース素材のインナーシュラフ」を常備している。

カセットガスストーブは、早朝起床した時の最大の寒さを一時的に凌ぐために使うことがある。もちろん、寒冷地仕様のCB缶でなけら着火しないので事前購入が必要だ。温めすぎると結露しやすいので、温湿度計で20℃を目安にするのが効果的だ。

寒いとスマホのバッテリーがすぐに落ちることは経験されているだろうが、ポタ電も同様である。寒いときに充電するのもよくないらしい。ポタ

電周りを保温することも大切だ。気温が安定した時に充電するようにしよう。ポータブル冷暖房のWAVE2(現在はWAVE3が販売中)は、いざという時の保険なので、電源が取れる場所に限っており、出番は少ない。

暖房しなければ、車内外の温度差は、湿度によるが概ね5~10℃程度。仮に、外気温がー10℃とすれば、車内は0℃、暖房して20℃にすれば、温度差は30℃という計算になるが、結露ができるのも納得できる。窓(2方向)を少しでも開けていれば、暖房の意味はなく、体の保温や電気暖房による直接体への暖房が効果的なのもうなづける。

第六章 凍結・雪害・安全対策

真冬には、車内の水が凍る。キャンピングカーの水栓が使えなくなる。ペットボトル数本に水を入れて保温ケースに行けておくことが必要だ。

第七章 車中泊スポットの選び方

特に冬は24h使えるトイレが重要。水道管破裂防止のために冬季閉鎖のトイレも多いので、注意が必要だ。事前に調べておくようにしたい。その点、道の駅、RVパークや冬季開設しているキャンプ場などは安心だ。

冬の車中泊の贈り物

まとめ

冬は何かと道具や服装が多くなる。準備でき切れていないものもたくさんある。そろそろ各社でブラックフライデーのバーゲンが始まる。目当ての商品を早めに絞ってゲットしましょう。

動画

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