【完全リタイヤ 不安と対策】定年退職後再就職している66歳のつぶやき

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60歳で公務員を定年退職し、すぐに民間会社に再就職して、7年目に突入した66歳のフルタイムサラリーマンです。
数年後?の完全リタイヤを目前に控えた不安いっぱいの現在の率直な心境をお話します。
完全リタイヤ後は、基本、年金生活となるので、世間一般で言われているように、少ない年金で慎ましやかに暮らしていくことが大前提になります。後は、個人ごとに、これまでの蓄財額によって、生活の質が人それぞれになります。


私たち夫婦の場合、キャンピングカー旅を続けて早20年ほどになります。定年退職と同時に、退職金を使って2台目となる新車のキャブコンタイプのキャンピングカーを購入、5年目には現在の中古ハイエースキャンピングカーに乗り換え、ワンコを連れて日本各地を回り、沖縄を除く全都道府県を回りました。目下、完全リタイヤ後にも、キャンピングカー生活が続けられるのかが最大の悩みです。

車中泊キャンプ


この記事では、私たち夫婦がどのようにして、完全リタイヤ後を迎えようとしているのかご紹介します。キャンピングカー生活第二章の始まりです。
悩み多きシニアの皆さんの参考になれば、嬉しく思います。

現在の思い 【定年退職、再就職】

早いもので、36年間の平凡な公務員生活を終え、定年退職後に民間会社に再就職して7年目に突入しました。 現役時代は、いわゆる第一線ということで、当然こなすべき業務に伴う責任感や緊張感がありましたが、それに対するストレスよりも、組織で働くというある程度の堅苦しさや勤務時間の拘束、通勤電車のストレスの方が大きく、現在も民間会社でフルタイムで働いていますが、定年退職後は、それらから解放されたことが一番大きな変化だったと思っています。 60歳で定年退職して年金生活に入る人も大勢いらっしゃる中で、私は周りの同年代の方々と同様、働けるうちは働く、雇ってくれるところがあるうちは働くという気持ちで、60歳定年後は迷うことなく民間会社に再就職する選択をし、土日祝等がお休みだけの普通のフルタイムサラリーマンになりました。 年金生活で自由になったが何をしていいのか悩んでいる方々も多いと聞くにつれ、再就職して6年が経ちましたが、仕事を続けることは、規則正しい生活を送れること、社会的なつながりを持てることで、今の生活に満足しています。

【現在の仕事】

民間会社での仕事は、いわゆる後方支援・遊軍という位置づけになり、みんなが一丸となって一つ方向を向いて頑張っているスタイルの中で、同僚にも恵まれ、割と自由に動けるようになりました。ありがたいことです。 再就職したとはいえ、給料は大きく減額となり、一方で、63歳から少額ながら特別支給の年金をいただき始め、65歳からは年金受給が本格的に始まることになりましたが、繰り越すのか、全額いただくのかという選択がありましたし、会社の給料も更に減額になりました。そのあたりは、後程お話したいと思います。いただく予定の年金の少なさをみるたびに、給料をいただく喜びをしみじみ味わっているのが現状です。

理想と現実 【60歳の目標と現状】

60歳定年退職の時に、シニアライフをどう過ごしていこうとしていたのか振り返って見ました。当時3つの目標を立てていました。スタートラインに立った勢いがまだ残っていたのがうかがえます。

自然からのメッセージを受け取る「山に登り、野に遊ぶ」 
日本を感じる旅に出る「ベスパ(妻)&みるくとのキャンピングカー旅」
災害からの犠牲者を減らす「気象防災&山岳気象」

若い頃からやっていた縦走登山の回数はめっきり減ってきましたが、その反面、近場の山に目が向くようになってきました。60歳以降は、休みのたびに夫婦とワンコとキャンピングカーでくるま旅に出かけました。65歳になる直前に、愛犬みるくが亡くなりましたが、それ以降も夫婦二人でお出かけし、とどまることを知りません。

こんな状態ですから、老後のための資金を貯蓄できるわけがありません。先輩には、年金には全く手を付けずに貯蓄し、減額された給料の範囲内で生活するという理想的な再就職生活をされている優等生もいらっしゃいました。 公務員は失業保険がない代わりに退職金で優遇されていると言われますが、自宅のローン残債の返済やキャンピングカーの購入等等で貯蓄額は世間一般の平均的な値よりもかなり低く減額された給料や年金はほとんど車中泊キャンプ旅等に使っているので貯蓄の積み増しも微々たるもので、数年後の年金だけの生活には大きな不安がありますが、なるようにしかならないと諦めています。元気なうちに、やりたいことをやるという気持ちの方が不安の大きさよりも強いと感じていますが、年々そうは言ってられないと思うようになってきました。車中泊キャンプ旅以外にも、まだまだ、やりたいことがいっぱいあります。困ったものです。 私は生き急いでいるのかもしれません。 退職直前に登山のために資格を取った「気象予報士」も、何回か一般の方向けの講演会等に講師として参加したり、山岳会で講演をしたりしましたが、まだまだ思うようには活動できていません。 現役時代の勤務時間と平均寿命まで生きたときの自由時間とは、ほぼ同じぐらいと言われています。そんなに時間が多いのかとびっくりしますね。シニアの最大の武器は、自由な時間です。どう生きるかは、自分次第です。正解はありません。

【押し寄せる不安、先立つものはお金】

数年後には必ず訪れる年金生活。完全リタイヤが目前となってきました。 総務省の65歳以上の無職夫婦世帯の平均的な家計収支を見ると、

◯実収入(額面):24万
◯可処分所得(手取り):21万
◯消費支出(税金・ 社会保険料):25万
●毎月約4万円の赤字

毎月4万円近い赤字を節約して回避するのは容易ではないでしょう。また、仮になんとか赤字を回避することができても、物価が上がればすぐに赤字に転じてしまうと考えられます。税金や社会保険料の負担増により、可処分所得が減る可能性もあります。そうすると赤字はより膨らむでしょう。現段階で試算できる最低必要資金に加え、インフレや税金・社会保険料の負担増、医療費、介護費用なども考慮して老後資金を準備しておきたいものです。世間で言われるような貯蓄があるわけでもありませんので、一番は貯蓄の 取り 崩しやパートで働くことですが、健康で働き続けられる保証もありません。こんな状況で、くるま旅を続けられるのでしょうか?

心のよりどころ【家族や両親の存在】

60歳を過ぎて一番強く思うことは、家族や両親の存在です。 最も大きいのは、ベスパ(妻)の存在です。

子育て中は同じ方向を向いて歩んでいましたが、子供も独立してそれぞれの家庭を持って夫婦二人だけになると、夫婦それぞれが自分という個性を強く表に出してくるようになってきたせいか、お互いに今まで以上に引き下がろうとはしなくなったように思います。同じ時間を過ごす時間が長くなってくると特に強く感じます。私は、もともと、違いがあるからこそ一緒にいて楽しいんだと思うほうですが、ベスパ(妻)は、同意しないまでも話を聞いて共感してほしいと言いますが、もっともなことだと思っています。私が気長に聞ければですが、つい思ったことを言ってしまいがちですので、反省ですね。私の足らずを指摘・注意してくれる間は、できるだけ答えていきたいとおもっていますが、どうなることやら。

両親は、もうすぐ二人とも93歳になります。離れて暮らしているので、お互いに心配事は多いですが、なにより二人で元気に支え合って暮らしていることが大きな幸せだと思っています。当然、年齢なりの病気や体力の衰えはありますが、3食きちんと沢山いただいていること、よく動き回ることが二人に共通していることです。親孝行ならぬ子供孝行のお手本ですね。ありがたいことです。介護はまったなしかもしれません。

子供二人はすでに独立し、最近は初孫もできて、じじばばになりました。二人とも車で20分程度の近場に居を構えて暮らしているので、心強く思っています。ありがたいことです。まだ元気な両親と近くに住む子供たちの存在が何よりも大きな心の支えです。恵まれていると思っています。

【心と体の健康】

シニアライフで一番心掛けなければならないことは何でしょうか? お金? いや、健康です。お金があっても健康でなければ使うことも叶いません。心の健康のためには、何が必要でしょうか?できるだけ不安に思うことをひとつづつ解消・解決していくこと、いつ死んでもいいように今できる好きなことをやることしかありません。 母親からの教えとして、ひとつは、不安を直視し、現状を受け入れ、できることをやったうえで納得するということ、もうひとつは、ケンカしながらでも夫婦元気で支え合って暮らすことのふたつがあります。なるほど、勉強になります。今のところ、表立って言える私の不安は、介護と仕事の両立、節約生活、完全リタイヤ後に車中泊旅を続けられるかということです。どれも贅沢な悩みですね。心の不安を一番小さくできるのは、やはり、体の健康です。土台が揺らいでしまうと、心も病んでいってしまいそうです。

私は、昔から縦走登山のためにお金のかからない自重トレーニングをやっているので、頻度や強度は減っても細々と続けていきたいと思っています。かかりつけ医からは、有酸素運動をやるように助言いただいているので、ランニングを思い出してはやるように頑張っています。目標を作らないと継続できないので、何年後か先のマラソン大会出場を目指しています。どうなることやら?YOUTUBEで、運動や食事の動画も出していますので、よかったらご覧ください。

具体的な対策 【節約と収入確保】

①年に1回は現状把握のため、毎月の固定費を点検見直すこと

通信費、保険料(自動車、生命、登山)、住宅経費、水道光熱費、駐車場、サブスク料金(特にwowwow、JAF)などのような固定費が対象です。通信費と保険料はかなり見直しましたが、趣味関係の保険料とサブスク料金はさらに1万円ほど減らせそうです。キャンピングカーの維持費用の負担が大きいので、70歳か75歳くらいが一つの山場になりそうです。

②家電の買換え、自動車保険や車検や自動車税、家の修繕、慶弔費などが対象となる特別支出の目安を計算し、 毎月の貯蓄から一定額を特別支出用に貯めておくなどの手当を検討すること

家電やキッチン、エアコンなどはかなり交換済ですが、TVは古くなっているので要注意です。

③老後の収入を確保すること

公的年金の増額、無理のない長期投資、無理のない範囲でパートなど仕事を継続することが考えられますが、やっているのは年金の基礎部分を繰下げしているだけ。ブログとYouTubeも細々と続けていますが、収益はありません。今後くるま旅を続けるための資金は、何らかの方法で稼ぐしかありません。

【健康と交流】

④病気の治療費や薬代を増やさないよう健康に気を付けること

良質な睡眠、適度な運動、栄養の 高い食事、早寝早起きの習慣が大切です。肉類や野菜類をよく食べるようになりましたが、睡眠と運動が不足気味です。

⑤お付き合いを限定的にせず、広く浅く多世代の人々と交流すること

自分のできることで人の役に立つ、 自分の楽しみを発信するという気持ちを持って行動することが大切ですね。地域ボランティアには参加できていませんが、気象予報士会の活動に参加したり、最近では、くるま旅の関係の親睦会にも参加するようになりました。YouTubeとブログで、シニアのアウトドアライフを発信しているので、いろんな方々と交流できるのを楽しみにしています。よかったら、コメントなどをいただけると励みになります。

【年金を少しでも増やす】ことの補足

年金のもらい方は人さまざまです。繰り上げて早くもらう人、65歳になったらルール通りもらう人、繰り下げして少しでももらえる額を増やそうとする人。人によって、年金額は違いますし、無職か働いているかによっても違いますし、貯蓄額や家庭環境も違うので、正解はありませんが、決め手は人生観のように思います。私と環境が近い方々の動向を見ると、65歳から年金を満額もらう人が一番多いように思います。その心をお聞きすると、いつ死ぬかわからないから、平均寿命まで生きるとしたら受給総額が一番多いから、もらえるときにもらうというものでした。なるほどです。私の場合は、幸いなことに現在給料をいただいているので、贅沢さえしなければ暮らしていけるし、貯金をするのが苦手なので、生涯年金受給総額の損得のことは考えず、年金生活になったときの毎月の年金額が少しでも多いほうが良いと考え、おおむね70歳をめどに加給年金をもらいながら基礎年金部分だけを繰り下げることにしました。具体的な額はわかりませんが。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。 完全リタイヤして年金生活に入ったら、やっていけるのだろうかと不安に思えばきりがありません。人間いつかは死ぬ、いつ大きな病気にかかるかもしれないという自分ではどうにもならないことはさっさと諦め、なるようにしかならないと思う一方、今できることをしっかりと着実に実行していくことしか方法はなさそうです。 悩み多きシニア、時間がたっぷりあるシニア、束縛が少なく自由なシニア。自分らしく生きてみましょう。 楽しいことが続けられること、何とかお役に立ちたいという願いが少しでも実現すること、そのために、健康と必要最小限のお金を大切にして過ごしていくこと、それが目下の目標です。

動画

コメント

  1. kuzo より:

    自分もあと9ヶ月程で60歳となります。65までは会社で働くことができますが、やはり収入は下がるので不安は尽きません。ですが、今回の記事を読ませていただき、少しずつ力が湧いてきました。健康には自分もこだわっています。お互い充実した生活をしていきましょう!ありがとうございます。

  2. @luckykazu @luckykazu より:

    コメントありがとうございます。

    お互い、健康に注意して、楽しく過ごしていきましょう。

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