くるま旅(車中泊)ハイエーススパロンの運転の注意点

くるま旅

私が所有するハイエースは、フル規格の大型の車。見るからにデカい!こんなの運転できるのかな?と思ったくらい。一方で、居住性は高く、車内高が1.63mで平均的な女性なら頭をつかえることなく立つことができる。「操作性」と「居住性」のバランスが大切だ。コインパーキングに停めれないことはないがかなりの苦労と窮屈を伴い、ほかの車の迷惑にもなってしまうことがある。前面通路の幅員が狭かったり、隣の車が大きかったりすると、最悪出れないことになってしまうリスクがあるので、避けることにしている。

◯長さ 5.38m / 一般の駐車枠5mよりも少し大きい
◯幅 1.88m / 一般的な駐車枠の幅では左右30cmづつしか余裕がない
◯高さ 2.34m / 一般的な立駐の高さ制限2.1mを超える

前車キャブコンalenは、高さが2.7mくらいあったが幅や長さはハイエースよりも小さい。実は、前車で1回飛び出た角材にルーフ付近が接触して穴が空き現車ハイエースで助手席側後部が出庫時に隣に駐車している車にかすかに接触したことがある。明らかに不注意と経験不足が原因なのだが、キャンピングカー特有の高さと長さ(内輪差が大きい)が影響しているのは間違いない。

ハイエースは国民車なので、知らぬ人はいないが、念のため、これから乗ろうとされている方の参考になれば幸いである。

長さの問題

内輪差という言葉を聞かれたことがあるだろう。回ろうとする内側の前輪と後輪の軌跡が大きく違う時に、後輪付近が巻き込んでしまう(先に接触してしまう)こと。前述した私の接触事故は、これが原因だ。対策としては、ハンドルをすぐには切らず、まずは少し前に出てから、大きくハンドルをきれば巻き込みを防止できる。しかし、それには前方の長さと横の広さが必要になります。そこを抑えるのがポイントです。

前面道路(通路)と間口の関係は次の通り。

〇前面道路幅(通路幅) 4m →後退で直角入庫の場合の間口3.3m
〇           5m               2.6m
〇           6m               2.3m

よって、駐車場の通路幅は5mがあるか、間口が広い、枠の奥行きが大きいなど、Googleマップで確認するようにしている。

幅の問題

初めてハイエースワイドに乗った時、横が広いなと思った。助手席のベスパ(妻)が遠く感じた。もちろん、左後方の視界が極めて悪い。前車のキャブコンalen以上だ。助手席に人が乗っていれば教えてもらえるが、一人の場合はそうもいかないので、オートバックスでミニバックミラーを取り付けている。

高さの問題

最もキャンピングカー特有の問題。軒の飛び出し、樹木の張り出しなど、上空の障害物は意外と盲点になる。また、市街地の駐車場入り口の張り出し屋根が低い時、高さ制限があっても何とかいれたいときがある(あくまで自己責任、ぶつければ問答無用、お勧めしない)ので、入る前に上部が接触しないか確認している。

横風が強い場合やトラックが追い抜く時の風圧によって、横揺れが発生しやすいので、速度超過は禁物だ。カーブを曲がるときの遠心力も大きく、重心も高いので、横転の注意が必要だ。

重さの問題

ハイエースキャンカーになると、車両総重量が3トン近くになり、それに装備類を追加したり、食料や水などを載せると、かなりの重さになる。注意すべき点は、2点。

◯制動距離が延びる、下り坂におけるブレーキ制動のかけ過ぎ
◯タイヤのバースト

ブレーキが加熱すると制動が効かなくなってコントロールできなくなる事故が起きる可能性がある。

車に荷物を常時積み過ぎていると、タイヤに負担がかかり過ぎて、タイヤが摩耗しやすくなってバーストし、横転事故に繋がる可能性がある。実は、前車で、高速道路上でタイヤバーストによって横転し、一歩間違えると大事故になるところだったが、怪我なく大事に至らなかった。現車ハイエースは、その保険内で購入し、装備類の強化も行ったもの。

まとめ

国民車ハイエースといえども、特にスーパーロング、ワイドのキャンピングカータイプとなると、標準車が長さと幅に注意を払うのに加えて、高さや重さにも注意が必要となる。

まずは、「ゆっくりと丁寧に周囲に注意を払いながら運転すること」が大前提となる。特に、市街地のコインパーキングなどに駐車する際には、事前に、前面道路や駐車場内通路の幅、駐車枠の大きさ(幅と奥行き)などを確認しておくことをお勧めする。私は、駐車する時には、「できるだけ端に停める」「少し離れた空きの多い場所に停める」「大きい車の横には停めない」などに心掛けている。荷物もできるだけコンパクトにした上で、置きっ放しにならないように注意している。

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