【隠岐諸島GW1週間】車中泊旅のノウハウ、離島を楽しむコツ

くるま旅

離島と言うだけで、かなりハードルが高くなる印象がある。日本一高いフェリー代とも聞く。物の値段も離島価格と言われ、本州より5割前後高い。日帰り入浴がない島もある。一方で、ユネスコジオパークにも認定された大自然がある。一度、島に渡ってしまえば、車中泊する場所には困らないし、車で簡単に観光スポットを巡ることができる。不便を乗り切れば、大きな感動が待っている。

隠岐諸島4島を1週間で車中泊旅した経験から、離島を楽しむノウハウをご紹介したい。後2日あれば、隠岐の島で遊覧船に乗り、牛突きイベントも観覧できていたのになあ〜。隠岐汽船のフェリー切符の期限を1週間ではなく、10日にしてほしい。

地図

知夫里島

西ノ島、中ノ島

隠岐の島

当初プラン

?の部分は、当初時点では未定です。現地事情に合わせて、変更していることもあります。

人の優しさ

4島に共通していたのは、「人の優しさ」。親切丁寧。何より人当たりが良い。車は手前から待機して待ち、こちらが進むまで微動だにせず待っている。話好きな人が多く、土地のことをよく熟知されている。自然と心が和む。

海士町にはなぜ若者が多いのか?

4島のうち、海士町中ノ島だけが若者が特に多い、むしろ、若者しか目に入らない。なぜだろうかと不思議だった。キンニャモニャセンターの海産物売り場で働いていた若い女性に聞くと、移住者であるという。これは背後に何かあるな〜と思っていた。帰宅後にネット検索したら、、、

移住者が2割」という記事を見つけた。町の生き残りを賭けた戦略があった。

ないものはない」という有名なスローガンも頷ける。自分を見つめ直し、強みを生かすという意味だろうか!?

電源

サブバッテリーとシガソケでDC接続

200Aのサブバッテリー、1320Whのポタ電。サブバッテリーは走行充電のみ、3~4時間も走れば満充電。ポタ電はサブバッテリーとDC接続(既存シガソケ利用、車のシガソケからだと運転中でないと充電されない)、87w*8h=696wh(約半分は充電可)。移動するなら、電源の不安なし。

(3日以上停滞するなら、3日目には外部電源利用でサブバッテリーを温存しつつポタ電充電)

車中飯

レンチン
プレート

朝食は定番のフレンチトーストとサラダとコーヒー。お昼は地域グルメをいただく。観光時間を優先すると、夕食はお手軽にしたい。レンチン料理も積極的に利用。

給水

清水タンクに、湧き水を利用。

知夫里島で1回、中ノ島で1回利用。

車中泊スポット

地元観光協会に聞くのが大原則。トイレ付は必須条件。できれば朝日や夕日が眺められる絶景スポットが望ましい。来居港、菱浦港には24H開放トイレがあるので港駐車場で車中泊可。別府港と西郷港では車中泊困難。4島とも、岬展望台等には24H開放トイレがあるが、風が強い場所が多いので注意が必要。

西郷岬 夕日ケ丘公園駐車場

西ノ島では神社駐車場で、隠岐の島では岬展望台で車中泊した。中ノ島では、明屋キャンプ場を予約したが工事個所もあったので泊まらなかった。TV受信は、車中泊したどのスポットでも可能だった。隠岐の島観光中には、受信できない場所も多かった。

隠岐プラザホテルのゲストハウス

最終日は、隠岐プラザホテルのゲストハウスに素泊まり宿泊。夕食は、事前に人気店を予約しておいた。

ゲストハウス

絶景

何と言っても、西ノ島の国賀海岸でしょう。摩天崖と通天橋を下から眺めるのがベスト。遊覧船がシケで欠航でなければと思うと残念だ。赤尾展望台からは、摩天崖などを上から見下ろせる。

知夫里島の赤壁も双璧だ。

赤ハゲ山、那久岬、焼火神社、木路ヶ埼灯台、明屋海岸、浄土ヶ浦、白島崎展望台などからの開けた展望も見どころだ。

神社

神々のおわす島とはいえ、とにかく神社の数が多い。理由をAIに聞いてみると、「隠岐諸島に神社が多い理由として、古くからの自然崇拝や、集落ごとに神様を祀る風習、そして江戸時代以降の新田開発によって小さな集落が増加したことなどが挙げられます。さらに、隠岐諸島が海運の要所であったことや、自然豊かな環境が神様の宿り所であるという考え方も影響していると考えられます。 」

詳しくは、隠岐の島旅で確認ください。

入浴

知夫里島には日帰り入浴がない。一か所シャワー設備があるが温水はでない(観光協会談、現地確認できていない)。西ノ島には、数件日帰り入浴ができる宿がある。中ノ島には、日帰り入浴が1件。

隠岐の島には、日帰り温泉が1件ある。

洗濯

コインランドリーをグーグルマップに覚えさせていたが使わなかった。

洗濯

最終日泊のゲストハウスの洗濯機を利用。

買い出し

島前3島には個人商店が数件あるが、値段が高くて品ぞろえが少ない。島前では、割り切ってお店で食べたほうがいいかも。個人商店の中では、西ノ島の「まつのや」がお勧めですね。中ノ島のキンニャモニャセンターの魚売り場で、一匹買って三枚におろしてもらいました。230円ぐらいでした。安っすー。もちろん、コンビニはありません。

隠岐の島スーパー

島後には、本州と同様な大型スーパーがあり、値段もこなれている。

グルメ

臨時休業の場合もあるので、最悪直前でもいいので、予約が確実である。中ノ島で、海鮮夕食のお店「味蔵」に開店時刻直前に予約電話してから入店した(開店後の入電もあったが断られていた)。

隠岐の島「八百杉」

隠岐の島では、口コミで人気店「八百杉」であることから、旅行開始直前に夕食予約しておいた。

中ノ島の隠岐牛レストランや発酵ビストロレストランには予約なしで開店直後に入店(隠岐牛レストランでは、その後入店されたお客は断られていた)。

隠岐の島では、サザエ丼を食べた。

中ノ島で食べた「寒シマメ肝醤油漬け」。

定期遊覧船

中ノ島の海中遊覧船には乗船できたが、西ノ島の国賀海岸遊覧船には時化のため乗船できなかった。隠岐の島のローソク島観光船は時間調整がつかず断念した。

イベント

知夫里島では、偶然、野だいこん祭があり、500円で知夫里牛食べ放題だった。

中ノ島でも、偶然、キンニャモニャnightがあり、しゃもじを持って踊る若者たちが多かったのが印象的。5月3日の突き牛には残念ながらフェリー切符の期限外だったので参加できなかった。

ハプニング

知夫里島は放牧地の中に道路が走っているため、牛様はお構いなく道路の上に寝そべったり、至る所で糞をする。

そこを車が走行するわけだから、途中で進めなかったり、タイヤが糞まみれになったりするのは当たり前。我々もそのトラップにはまりかけた。前方から、村役場のバスが来て、牛を上手に蹴散らしていたので、同じ手法をとって難なく通行できた。

牛の他、知夫里島では、真っ昼間から沢山の狸や雉(キジ)に出会いました。

ガソリン

本州よりも10円ほど高い。ENEOSスタンドが多かった。隠岐の島で2回給油。20L1回、10L1回。

フェリー

本州との往復、菱浦港から西郷港行きは、大型の隠岐汽船フェリー、事前予約が必要。島内、特に、別府港と西郷港の間は、便数が多い。

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さんいんcamper割」があるのを知らずに企画切符を予約したが、窓口でキャンピングカーであることを告げると、3割引きになった。

情報サイト

隠岐の島旅https://www.e-oki.net/。4島合同広報。詳細や不明点は、各観光協会に電話。

隠岐の島西郷港には、ジオパーク事務局と、自然館があるので、島内を回る前に、情報収集されることをお勧めする。

パンフレット

観光パンフレットは、上記写真の3種類を手に入れることをお勧めする。

道路事情

基幹道路は、4島ともしっかりとした構造。信号もほとんどない(隠岐の島の中心部にはあった)。基幹道路から岬等展望台に繋がる道はいずれも1車線のすれ違い困難な細道。

待避所や少し広がった箇所もあるが、交通量が極めて少ないので困難にぶちあたる確率は極めて低い。今回はトラックや数台の乗用車とすれ違ったが、バックしたのは1回だけ。工事車両、村役場等の小型観光バスやハイエースワイドスーパーロングの観光タクシーなどとすれ違うこともある。

携帯電波

ベスパ(妻)はYモバイル、私は楽天モバイル。珍しく、Yモバイルがつながりにくい場面が多かったのは意外である。楽天はいつもどおり、強くはないが何とかつながる程度。どちらもつながりにくい場所もあった。

動画

#4隠岐の島は、5月9日16時に公開予定。

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