雨の車中泊【関西の避暑地 高野山】青葉まつりに出会う

くるま旅

標高800mの山上都市「高野山」。真言密教の聖地。年間140万人が訪れる。816年に空海(弘法大師)によって開かれ、世界遺産「金剛峯寺」を始め、重要文化財に指定されている数々の文化遺産があり、現在も117の寺院が密集する。約半数が宿坊を兼ねる。

事前に雨が降ることがわかっていた。今年の避暑地探しもしたかった。ただただのんびりするだけの目的で、NOプランで訪れた。今回も、ベスパ(妻)が、お孫ちゃんの用事でボッチ車中泊である。とりあえず、一番大きな無料駐車場「中の橋」に向かった。

高野山の気候

盛夏の日中の最高気温の平年値は28℃、最低気温は19℃。平均気温は23℃で、比較的涼しい。関西の避暑地として有名。

参考サイト

和歌山県観光連盟「聖地リゾート和歌山」
高野町観光協会「参りませう高野山へ」
高野山宿坊協会
和歌山県観光振興課「和歌山歴史物語100」奥の院参道

避暑地としての最大の課題

高野山には、日帰り入浴できる施設がない。連泊車中泊をしようと思うと、シャワー付きのキャンピングカー以外では、最大のネックである。一番近い日帰り温泉は、片道25分であるが、道が狭くて気軽には行けない。

今回の車中泊のポイント

雨ののんびり車中泊のつもりだったが、嬉しい誤算で、「青葉まつりとその前夜祭」もあるという偶然が重なった。高野山名物の儀式「生身供」「授戒」にも参加できたのが、最大のご褒美である。「霊宝館特別展大伽藍のミュージアムトーク」「苅萱堂の筑前琵琶演奏」にも偶然出会えたことも幸運であった。

いずれも現地に行ってから、ネット検索や現地の観光パンフレット等で得た情報を元に、プランを決めて行動している。

①生身供

高野山の行事等は年間を通じて膨大にありますが、中でも「生身供(しょうじんぐ)」は入定後から現在まで1200年もの間、続けられている儀式のひとつ。これは御廟で待つ空海に食事を届ける儀式で、1日2回(朝6時と10時30分)行われています。御供所にて調理された食事は嘗試(あじみ)地蔵での味見を経て、2人の僧が白木の箱に納めて御廟へと運んでいきます。先頭には案内人の維那(ゆいな/僧侶の職名)が歩き、御廟橋を渡って燈籠堂の中へ食事をお供えした後、読経して再び御供所へと戻ってきます。姿としては見えないかもしれませんが、弘法大師空海は確かにそこにいるのです。そこには、今までもこれからも変わらない厚い信仰が息づいています。

和歌山歴史物語100

②授戒

③霊宝館ミュージアムトーク

④青葉まつり

⑤奥の院参道

⑥苅萱堂筑前琵琶演奏

動画

コメント

  1. kuzo より:

    奥様が同行されなくても「ぼっち車中泊」なさるところが筋金入りですね。全てにおいて実行力の強さ感じます。リスペクトです。

  2. @luckykazu @luckykazu より:

    いつもコメントありがとうございます。

    昔は、ボッチが多かったのですが、シニアになってからは、ベスパ(妻)と一緒が当たり前になっているので、ボッチだと正直淋しいものです。行きたいところ、やりたいことが多すぎて、老後資金が貯まりません。困ったものです。

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