【車中泊キャンプのすすめ】車中泊以上キャンプ未満

キャンプ・キャンプ道具

前回の記事では、自然にどっぷり漬かる「テント泊のすすめ」について解説しました。今回は、車中泊しながら手軽にキャンプして自然に親しむ「車中泊キャンプのすすめ」について解説します。

YouTubeを2月から真面目に取り組み始めてから、記事投稿のたびにタイトルをどうしようか迷っています。キャンピングカーに乗って、キャンプや登山や釣り、街歩きやジオパーク巡りなどアウトドアを楽しむスタイルをどう表現するか?

ネットやYouTubeで検索すると、「車中泊」が一番多く、次に「車中泊キャンプ」、少ないのが「くるま旅、車旅」といった感じがしています。「車中泊」は車生活にフォーカスした印象が強く、「くるま旅」は車という手段を使って旅という目的をするという活動に重きを置いた印象、「車中泊キャンプ」は、キャンプ場などで焚き火をしながら車で寝るという印象。できるだけ行動に忠実に表現しようと3つを使い分けようとしていますが、しっくりこないし、動画のコンセプトのブレを感じています。

アウトドアを楽しむシニアの応援サイトにしようという当初の目的から、「キャンピングカーで車中泊」しながら、「シニア夫婦」が「キャンプ」など色んなアウトドアの冒険にチャレンジするライフスタイルを中心に表現しようという主旨で、「車中泊シニアの冒険」というタイトルに決定した経緯があります。「車中泊」と「キャンプ」の融合、いいとこ取りでしょうか!?

車中泊とキャンプの違いって何ですか?

車中泊とキャンプの違いは、「どこで過ごすのか」です。車の中で過ごすのが車中泊。テントを張ってサイト内で過ごすのかの違いです。また、車とタープを連結させて、昼間は自然の中でタープの下で過ごし、眠るときに車に入ることもできます。車中泊は、テント類の荷物を減らすことができ、テントを設営する必要がなく時間と手間を省けるため、未経験者や初心者が気軽にキャンプを楽しむことができるのでおすすめです。

「時間と居場所を支配する」ことが車中泊キャンプの醍醐味

キャンプに車中泊を取り入れることで、未経験者や初心者でも低予算で気軽にキャンプを楽しめます。「キャンプはやってみたい(経験してみたい)けどまだ実行できていない」と足踏みしている方におすすめです。車中泊キャンプは、日常から少し離れて自由を満喫することが一番の楽しみ方です。日頃、時間に追われて過ごす毎日を送っている方なら、一度始めたらきっと「もう一度やってみたい」と思うことでしょう。行きたいところに自由に行けて、誰にも邪魔されない自由な時間を支配することができる。子供の頃友達と作った秘密基地のように、自分の愛車を快適に車中泊ができる仕様に変えていくことも、車中泊を満喫する楽しみになれば良いですね。

Jackery

本記事では、道の駅やRVパークなどでよく車中泊する方が自然を求めて活動をしたい場合、オートキャンプ初心者の方がキャンプ場で泊まる場合、私のように車中泊する者がキャンプ場で手軽に泊まりたい場合など、「車中泊キャンプ」(carcamping、vancamp)について、私のスタイル、最近の動向、メリットやデメリット、注意事項などについて解説します。

私の車中泊キャンプのスタイル ”テーマは、コンパクト”

子供が小さい頃、キャンプ場のオートサイトやフリーサイトで、大型のファミリーテントやテーブルに椅子、調理道具や薪ストーブなど、たくさんの荷物を車一杯に積んで出かけ、キャンプ場に着いたら大汗で設営し、翌朝になれば撤収して車に積み込み、帰宅後には手入れ後に収納とかなりの重労働だが、それを上回る楽しさがありました。その一方で、重労働を少しでも緩和しようと、趣味の登山経験を活かしてコンパクトキャンプに収斂していきました。現在では、その極みが「車中泊キャンプ」ではないかと思っています。

ミニマムキャンプ

キャンピングカーなら、オーニングを展開し、その下に必要最小限のテーブル(焚き火サイド)と椅子を出せば良い。後は、必要に応じて、折り畳みの焚き火台を設置すればミニマムスタイルの完成です。寝るのは、車内なので、特段の準備は不要。料理道具は車載のもので兼用できるし、お気に入りのキャンプ調理道具(FIREBOX BUSHBOXTrangiaなど)を常設しておけば良い。

料理は是非野外でしたいものです。

冬場は、寒いので、DIYでカーサイドシェルターの開口部にシートを設置して、シェルターテントとして活用し、中で薪ストーブを焚いて、料理や暖を取ります。

道具の収納は、キャンピングカーの最後部のDIY棚にコンパクトに収納できます。

夏場は、シートを開放してメッシュにすることもできます。本来の使い方で、車のサイドに取り付けて、車と一体的に活用することもできます。一年中使える必須アイテムの誕生です。これは、荷物を減らしたい方、シニアの方、これからキャンプを始める方などに、是非ともおすすめしたい。

シェルターテントDIYの全貌(大まかな作成の様子)は、こちら(元祖【野遊び2nd】)をご覧くださいませ。

最近では、車中泊キャンプで検索すると、色んな楽しみ方が盛り沢山に出てきます。一方で、オートキャンプ場であっても、車中泊キャンプ禁止の場所もあるようです。通常のキャンプ以上に、慎重にルールを守ることが求められています。色んな車で車中泊する方々が増えており、「車中泊キャンプ」が今後の新定番になるかもしれません。

【参考】別途、「シェルターテントのすすめ」の記事を書きましたので、そちらも併せてご覧くださいませ。
最近のシェルターテントのキャンプ事例
奈良 つり橋の里キャンプ場
長野 しらびそ高原キャンプ場
奈良 サンビレッジ曽爾奥香落キャンプ場

車中泊キャンプのメリット

◯屋外で「アウトドア料理」「焚き火、BBQ」が楽しめる
「テント等」の設営撤収がいらない→浮いた時間を「やりたいことをする時間」として活用できる、できるだけみんなと過ごす時間を大切にできる、起きたらすぐ片付け要らずで出発可能
◯ギアを必要以上に買わなくてもキャンプの雰囲気が楽しめる
天候や季節に左右されない
◯防犯面でも安心度が高い(「鍵」をかけて車内で安心・安全に眠れる)
◯野生動物対策が不要

車中泊キャンプのデメリット、注意事項

◯許可された場所でのみ行う
◯長時間のアイドリングはマナー違反、エンジンをかけっぱなしにしない
◯クルマのドア開閉を減らすなど音ができるだけでないよう周囲に配慮する(特にスマートロックは注意、
アンサーバック機能(施錠・解錠時に音やハザードランプで知らせる機能)や音声アナウンス、ピーピーという電子音、盗難防止アラームの誤作動など)
車内の音漏れや光漏れに注意する
(テレビ、ラジオ、家電の音や話し声、車内照明の漏れなど)
◯ゴミを放置せず、自宅に持ち帰る(ごみ置き場がない場合)
◯ヘッドライトの点灯はしない(オートライト機能にも注意)
◯暑さと寒さへの対策は必須

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