【車中泊キャンプ】つり橋の里キャンプ場で十津川大花火を見る

キャンプ・キャンプ道具

6月最初の土日。近場で予約無しで行けるキャンプ場に行こうと思い、奈良県境に近い京都の笠置キャンプ場を予定。ライブ映像で確認すると、おびただしい数の色とりどりのテントが張られているのが目に入る。土曜日は暑いくらいの晴天だが、日曜日は昼前から雨予想。日陰のない笠置は逃げ場がない。

即諦め、次善の作として、奈良南部のつり橋の里キャンプ場に変更。ここはキャパが大きいので、混雑することはないと踏む。時間的にも両者大きな差はない。国道168号「五條新宮道路」は改良工事の進捗が目覚ましく、一部長殿道路区間を除いて、つり橋の里キャンプ場までの道路はとても走りやすくなっている。(下記2枚は、国土交通省資料による)

現地についてわかったことだが、土曜日の夜には、十津川大花火大会が行われる予定であり、しかも、キャンプ場のすぐ近くが打上げ地点となっているので、よく見えるらしいことがわかった。偶然とはいえ、ラッキーこの上なし。記憶に残る車中泊キャンプとなった。

※別記事「車中泊キャンプのすすめ」もご覧ください。

つり橋の里キャンプ場

このキャンプ場に泊まるのは、2回目である。前回は、子供が小さい頃、釈迦ヶ岳登山の後に、3人で泊まったことがある。当時はお風呂があった(現在はシャワーのみ)ので、一番風呂に3人で入った記憶があり、他にお客がいなかったので、子供2人が湯船ではしゃぎまくっていたことを思い出す。

吊り橋説明板

谷瀬の吊り橋は、今年で70歳になるらしく、存在感は今も変わらない。係のおじさんに聞くと、「24時間通行可。夜間照明はほとんどなし。」とのこと。

川沿いでもキャンプできるが、大部分は木々が点在する河川敷のフリーサイトである。

場所を選べば、ハンモック泊もできるが、到着したのが4時過ぎだったので、ほぼ満員御礼状態。奥のサイトの炊事場横の空きスペースに滑り込む。3500円なり。ちなみに、笠置は、2000円。比較的格安だが、最大の魅力は、チェックイン・アウトの時間が、午前7:00~お帰りの日の午後5:00となっており、1泊2日なら、最大34時間キャンプできることだ。

受付で聞くと、花火大会のせいで普段より少しお客が多いようだ。奥のほうが真正面に花火が見えるらしい。車で12分くらいにある夢の湯は廃業、一番近い温泉で天川村十津川温泉郷で3,40分もかかるらしい。

十津川大花火大会

現地で偶然知った花火大会。しかもすぐ下流で打ち上げられるので、キャンプ場からよく見えるらしい。

「ダブル」の意味がわからなかったので、帰宅後調べてみると、2つの記念ということが判明しました。熊野古道10周年記念に全線踏破した経緯からか、因縁があるようです。

2004年7月7日、 「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。このうち、大峰奥駈道の一部と、熊野古道小辺路の一部が十津川村の東西を南北へ縦断しています。

十津川村には、湯泉地温泉、十津川温泉、上湯温泉の3つの泉質が異なる源泉があります。2004年6月28日、十津川村は全国で初めて「源泉かけ流し宣言」をしました。

これら2つの20周年を祝し、十津川村の持つ素晴らしい資源を知り、見つめなおして頂く機会として、大花火大会を開催します。
また、温泉や古道に関する関連イベント、毎年お盆におなじみの「ふれあい物語」も実施します。
この他にも、奈良県立十津川高等学校創立160周年、谷瀬の吊り橋の完成から70周年など、多くの節目を迎える年でもあります。
より多くの人に十津川村を訪れて頂ける1年になればと考えています。

十津川W20th

3回ほど大きな盛り上がりの演出があった。いいものを見せてもらった。一方で、空気が湿っていたせいか、それともそういう特性なのか、余韻が少ない印象を受けた(花火がなかなか消えず、残像として残るイメージがあったが、すぐに消えてしまうように思えた)。

次回も花火大会が開催されるなら、「森山展望台」から是非とも打ち上げ花火を観てみたい。打上げ地点と展望台の標高差が150mあるので、もしかしたら、打ち上げ花火を見下ろす絶景に出会えるかもしれない。

森山展望台

森山展望台パノラマ
谷瀬の吊り橋絶景ポイント

吊り橋から20分ほど歩いて、山間の平地地区集落を抜けると、絶景ポイントの森山展望台に着く。いつも見上げる吊り橋が、ここからは一帯を俯瞰できる絶景となる。吊り橋を渡るだけでなく、少し足を伸ばして、展望台からの景観を堪能してほしい。

シェルターテントという選択

シェルターテント

カーサイドシェルターをポールで自立させ、前面開放部にDIYで、メッシュ付きのシートを取り付けて、シェルターテントとする車中泊キャンプのスタイル。テント前に人通りが多い場合は、前面に、ミニ陣幕を張る。中央には、目玉の薪ストーブ「CampSwamp 」のwoodswonders2。料理用として購入。

寛ぐには、コットが最適。テーブル(メインサイド)と椅子もコンパクト。荷物が多いときは、ラックを2段にする。

※別記事「車中泊キャンプのすすめ」もご覧ください。

動画

tanize-carcamping

避暑地の適性

気象庁の昨年夏のデータをチェックしました。最高気温は35℃前後と高いのですが、最低気温が20〜23℃程度なので、寝苦しさは抑えられるようです。つり橋の里キャンプ場には木陰が多いので、場所取りができれば昼間も過ごしやすいかもしれません。1時間30分以内で行ける避暑地として、登録します。

備考

今回の花火大会をきっかけに、まだ行っていない「上湯温泉」に出かけてみたいと思います。

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