3部作でお送りした車中泊旅の総括をします。数年後に迫る完全リタイアに向けて、楽しみと節約は両立できたのでしょうか? 次なるステージに備え、車中泊旅歴20年以上のシニア夫婦の試練が始まります。
【シリーズブログ】
#1 長野⇒群馬⇒栃木
#2 栃木⇒茨城⇒福島⇒山形
#3 山形⇒新潟⇒長野⇒帰路
目次
費用公開
予算は、一日5千円。使ったお金は、ガソリン代を除いて、一日7千円で、2千円のオーバー。10日間で2万円オーバー。ガソリン代が全体の4割を占め、4万円を超える出費。大きなハイエースは快適さの裏返しで、燃費が悪い。
節約方法
有料道路は使わないのが大前提。外食8食を半分にして、車内メシをもっと増やす、地酒4本を一旅一本に減らす、温泉8回を半分にしてシャワーに変える。これだけでもオーバーした2万円は減らせる。
今回は、ジップロックに1日分の5千円を入れ、都度領収書も同封するようにした。夜にざっくりと使ったお金を整理した。手間はあまりかからず、お金が減っていくのがよくわかるので、心理的な抑制効果は高かったようだ。
観光ポイント
ゆっくりと進んだので、当初予定は何回か変更になった。茨城・福島の太平洋岸を北上しながら海鮮丼を食らう、蔵王でキャンプする、安達太良山や月山に登る、清津峡・地獄谷野猿・渋温泉・善光寺・檜枝岐アメダスなどに行くなどの欲望は時間切れ、次回以降の宿題となった。一方で、旅の途中、道の駅情報で知った「塔のへつり(福島県)」には立ち寄ることができた。
泊地の紹介
酷暑の中だったので、できるだけ山間部を選んだつもりだったが、現地で4回ほど変更したので、目算は崩れ、最初と最後の2日間以外は、寝苦しい時もあり、キャンピングカーのベンチレーターと扇風機をフル稼働して何とか乗り切った。
温泉併設の高規格の道の駅が5箇所あったので、大いに救われた。その中でも、2年連続ランキング1位の川場田園プラザは、その名の通り、充実した施設で飛び抜けていた。
ポタ電の充電、ポータブルクーラーの利用などのために1泊だけ、急遽、RVパークに当日予約した。広い敷地河川敷が広がる絶景に感動。昼ビールもいただき、のんびりとした中日となった。
泊地の「車内温度変化」と暑さ対策
この図を見ると、最低気温が28℃以上の2日間は、寝苦しかったことが一目瞭然だ。ログが取れる温湿度計が役立った。
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当たり前の対策ばかりだがきっちりと行えば、かなりの効果がある。今回は、毎日コンビニで氷と2Lお茶を購入して、手持ちのドリンクボトル(スタンレーボトル、スポーツボトル(類似品))に入れて常に飲むようにしたのは絶大な効果があった。
道路事情
実は、今回の旅で最も感心し、楽しい旅ができたのも、「広域農道、地域高規格道路など」、交通量が少く、直線が多く、信号が少なく、穀倉地帯の田園風景や山岳部の風景の中を走れる快適過ぎる道路のおかげかもしれない。その上に、走りの良いハイエースの運動性能も加わり、疲れも少なく、満足感だけが残った。
反省点
日常は毎日4時30分起床なのに、旅にでてしまうと、つい2度寝して寛いでしまう。アクティブに動き回る日と、のんびりする日をメリハリをつけないとだめですね。
旅の総括
節約とメリハリ。なんとかなるさ。旅は楽しいよ!
おまけ
サブバッテリーモニターの不具合。充電しているのに、減り続ける残量表示。それ以外はおかしくないのだが。後日取付店で確認しいじくってもらい、現在様子見の状況。
2287km。よく走ったものだ。
初日は美ヶ原高原まで。
伊香保温泉、道の駅川場田園プラザ。行きたかった場所。
日程変更して、足尾銅山へ。
12日。太平洋岸北上のプランも変更。
13日。セカンドプランの山間部ルート。那須高原、大内宿、喜多方。
会津若松市街を散策し、磐梯吾妻スカイラインを通って蔵王へ。
念願の蔵王温泉大露天風呂に入り感動。
16日。RVパーク泊、新潟燕三条まで。
新潟の酒蔵見学試飲。
奈良井宿散策。帰路に着く。
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