車中泊の目的は、観光、登山、釣りなど様々ですが、車中泊に求められるものは何だと思いますか?
私は、「寝る」「食べる」「くつろぐ」の3つだと思っています。宿にはない「自由さ」「自分らしさ」が車中泊には存在します。今回の動画では、第一弾とて、車中泊の中でも最も重要な、快適に「寝る」ためのグッズについてご紹介します。
最近、道の駅を利用していると、軽自動車や普通車、1BOXカーなどで、道の駅を利用して車中泊旅を楽しむ人が増えてきたと実感しています。一方で、ある程度装備の整ったキャンピングカーで楽しむ人々ともいろんな場所で遭遇します。軽や普通車とキャンピングカーの一番の違いは収納力と装備ですが、寝るための装備、防犯上必要な装備などに大きな違いはなく、結構共通の車中泊グッズがあります。
私は、20年以上前から、登山の前乗り車中泊として始まり、その後、ステップワゴンキャンピングカーやコンパクトキャブコンキャンピングカーでワンコと夫婦で全国を車中泊旅をするようになり、現在では、夫婦二人で、中古ハイエースキャンピングカーで車中泊旅を続けています。その経緯から、コンパクトを一環としたテーマで車中泊に必要なグッズを揃えていますので、いろんなタイプの車中泊スタイルに適用できるのではないかと思います。皆様の快適な車中泊ライフの参考にしていただければ嬉しく思います。では、車中泊の必需品6選をご紹介します。
1【寝具】
〇私のスタイルとして、真夏はニトリの冷感接触Nクールの「タオルブランケット」と「ベットシート」を使っています。

その他の季節は「ダウンの寝袋」、真冬は寝袋に毛布を重ねています。

〇寝袋は、元々は登山やキャンプで使っていたもので、冬用(Mサイズ)1つ、3シーズン用(Mサイズ1つ、Sサイズ1つ)を持っています。

真冬はベスパが3シーズン用を2枚重ねて利用し、真冬以外は私がMサイズ、ベスパがSサイズを利用しています。寒がりな人は、真冬にはポタ電を活用して、電気毛布を利用するのもいいと思います。
〇寝袋は、登山用のダウンシュラフだと値段が高いので、キャンプ用の化繊タイプのお安いもので十分だと思います。

その場合、保温能力が少し劣る場合が多いので、電気毛布を併用すると寒さに強くなると思います。
〇寝袋以外で超お勧めなのが、カインズのダウンブランケットです。
真冬と夏場以外は、自宅で毎日かけふとんとして使っていますが、車中泊旅に出かけるときには、ベスパ(妻)が家から持ち出して使っています。

元々、雪山でハンモック泊するときのアウターとして加工して利用していたものですが、肌触りも良く、軽くて値段も1万円ほどで購入できるコスパの優れた製品ですので、一番のおすすめ商品です。
2【ベットマット】
〇どんな車でも寝床がフラットで適度な硬さがないと快適に寝ることはできません。車中泊が成功するか失敗するか、その判断の分かれ目になるのは寝床であると言っても過言ではなりません。座席を倒しても段差がある車の場合は特に重要です。大きな段差がある場合には、まずは、毛布や椅子マット等で段差を小さくしておくことが必要です。そのうえで、夏用マット、その他の季節用マットの2種類を使い分けるのがいいと思います。車中泊を始めたばかりの方には、キャンプで使うテントマットから始めてもいいかもしれません。

私も、車中泊を始めた当初は、まずは手持ちの中で使えるものという制約の中で、少々寸足らずですが、登山やキャンプで使っていたテントマットから始めました。
〇夏用マットは、お住まいの地域によって使用期間は異なりますが、大阪周辺の都市圏に住む私を例にとれば、暑さが急激に襲ってくるゴールデンウィーク以降で、寒さを感じるようになる11月立冬前までがおおむねの適用期間だと思います。
〇冬用マットは、下からの冷気を遮断する機能も求められるので、厚みがあって程よい型さのクッション素材が望ましいと思います。

夏用も冬用も、寝床に大きな段差がなければ、テントマットだけでも十分ですが、快適さを求めると、エアクッション式のマットや、クッションの入ったマットがお勧めです。私は、夏用も冬用もニトリの製品を使っています。冷感接触Nクール、吸湿発熱Nウォームなどのうたい文句はだてではなく、お安い値段で十分な性能を発揮してくれています。いつも季節外れのバーゲンで購入しています。
2+【枕】
動画では触れていませんが、安眠のためには、ベットマットと同じくらいに大切な寝具だと思っています。私が、現在使っているのは、ひざ掛けにもなる丸めて袋詰めされる小型の枕です。

本当は、ニトリで中ぐらいの高さの低反発タイプの枕が欲しいのですが、できるだけ手持ちであるものを利用するという制約から使っているものです。そろそろ買い時でしょうか?
3【サンシェード】
〇夏には遮熱、冬には断熱、年間を通じた防犯のために、性能のいいサンシェードが必要です。DIYしてもいいですし、お安いものを買ってもいいと思いますが、私は、車にジャストフィットした専用の製品を購入されるのを強くお勧めします。
長い目で見れば、購入価格は多少高くても性能や品質の面で満足いくものであると思います。ここは、個人の選択の範疇ですが、少なくとも、どんな製品であれ、目隠しのための設置は不可欠ですね。

私は、現在、前車の専用サンシェードを使っています。少しサイズは小さめですが、遮熱断熱には効果があると思っています。

〇防犯上は、車に設置しているカーテンでカバーしています。
4【ランタン、ヘッドランプ】
〇夜間車内で過ごすときには、灯りが必要です。お安い電池式の電気ランタンで十分です。

私は、キャンピングカーですので、備え付けのライトがあります。中古で購入したときは非常に暗かったので、全てLEDライトに交換しました。
〇寝る前のくつろぎタイムには、ライトを消して山小屋風の充電式LEDランタンで雰囲気を出すようにしています。

充電式ですので、ポタ電で適宜充電しています。
〇車中泊キャンプするときに、カーサイドシェルターテントの中で使っている充電式のLEDランタンはお値段が少しお高めですが、これ一つで非常に明るく長持ちするので気に入っています。

明るさを調節できるので、車内でも利用できますが、野外では利用されない方にはオーバースペックになるかもしれません。皆さんの利用形態に応じたライトを選択されるのがよいと思います。
〇夜間、トイレに行くときやキャンプ場で炊事をするときなど、出歩く必要があるので、安全のためヘッドライトは不可欠です。

私は、登山用のお安いライトを使っています。
お安いペンライトなどでも構いませんが、手が塞がれるのであまりお勧めはしません。私は、予備用に置いています。
5【クーラーボックス】
〇特に、気温が高い夏場に、食材を保存するためには、クーラーボックスが必要です。冷やし続ける場合には、冷蔵庫の備わっているキャンピングカーを除き、ポータブル冷蔵庫とポタ電が必要になります。

置き場所の小さな軽自動車など、食材の保温機能だけで良い場合などでは、折り畳み式のソフトクーラーを利用するのがお勧めです。私の場合は、車載冷蔵庫とソフトクーラーを併用しています。
〇真夏には、あらかじめ水を入れて凍らしたペットボトルを1、2本入れて使っています。
6【ポタ電】
〇携帯電話やスマホの充電、カメラ等撮影機材の充電は必要不可欠ですが、それに加えて、電気毛布やポータブル冷蔵庫、第二弾の動画でご紹介するIHコンロや電気ポットなどを利用する場合には、利用状況に応じた能力のポタ電が必要になります。今後の車中泊ライフの必需品と言ってもいいかもしれません。幸い、コスパのいい製品が目白押しの状況ですので、選ぶのも楽しみですね。

私は、まだ、大容量ポタ電が出回り始める頃だったので、ECOFLOWのriverpro初期モデルを使っています。

〇その後増設バッテリ-も購入しています。車中泊旅に出かけると2日間しか持たないので、現在買うとしたら、迷うことなく、始めから大容量タイプを購入します。車中泊スタイルに合ったポタ電を購入することがポイントです。私の場合は、夫婦二人で連泊するスタイルですので、最低2000whが必要ですが、現在の能力は1320whですので、能力が不足しています。
今回の動画では、車中泊の必需品「寝る」ためのグッズについてご紹介しました。皆さんの利用状況に応じたものを揃える際の参考になりましたら、嬉しく思います。今後、車中飯グッズなど道具類が増えていくと、専用の収納箱が必要となってきますね。次回は、第二弾として、「車中飯グッズ」をご紹介します。お楽しみに。
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