エアコンなしの夏の車中泊は、どう乗り切るのか? 苦労のない対策はない。その回答は、避暑と工夫。工夫だけで、車中泊に耐えられる暑さの範囲は限られている。それでも、車中泊したい場合に、どう対応するのかは、ご愁傷様としか言いようがない。
避暑車中泊
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●関西車中泊避暑地
一番の対策は、涼しい場所「高所」か「北」に移動すること。目安は、「標高800m以上」か「北海道」。地上で真夏日35℃なら、標高が1000mあがると、気温は6℃下がるので、29℃。関西が35℃の猛暑日なら、緯度が1度高くなると気温が1℃下がるので、北海道は29℃。しかし、地元関西には、標高800m以上のエリアは、「兵庫北部の氷ノ山周辺」「紀伊半島中央部の山岳地帯」と、いくつかの小ピークの山や高原のみと限定的である。
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●中部車中泊避暑地
一方で、日本アルプスを有する中部エリアには、概ね標高800m以上エリアには、26か所の道の駅がある。ただし、下道利用で関西から5時間30分で行けるのは、「道の駅信州平谷(温泉併設)」だけである。「迷ったら信州に行け!」、夏の合言葉である。最近では、無料の高規格キャンプ場「木曽駒冷水公園キャンプ場」も登場して大人気である。
低標高エリアの暑さ対策
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●車中泊 夏の暑さ対策/鉄板対策とWAVE2のリアル
鉄板の対策は、エアコンの有無に関わらず、夏の暑さを少しでも和らげる自然を活用したコツである。【関連記事】を一度ご覧くださいませ。また、エアコンまでの効果はないが、スポットなら効果の高い「ポータブルクーラー」として私はWAVE2を導入している。価格もそこそこかかり、設置も少し手間がかかる。使い方に苦労する代物だが、外気温が下がるまでの補助として使っている。これも【関連記事】をご覧下さい。
今回の記事では、最も暑さ対策が必要でありながら、最も対策が難しい低標高のエリアに限ってお話を進めていきます。
暑さ指数
皆さんは、環境省が発表している「暑さ指数」はご存知でしょうか? 気温でもなく、湿度でもなく、「不快指数」でもない。「不快指数」が、温度と湿度による「蒸し暑さ」を表す指標で、「暑さ指数」は、温度と湿度、更に、輻射熱も加えた「熱中症予防」のための指標となる。「不快指数」も「暑さ指数」も加工された数字であるため、感覚的に分かりにくい。
一つの目安として、厚労省の事務所衛生基準によれば、「気温28℃以下、湿度70%以下」。これを不快指数にすると78、「日本人の7割が不快を訴える境界線指数77」を超える。
「暑さ指数」は、熱中症予防の指標であるため、車中泊で一番問題になる蒸し暑い夜を過ごせるかどうかの判断基準として使えるのではないか? 環境省のサイトを見ると、夜間の「熱中症リスクカレンダー」が参考になる。5年間の最高値で見ると、概ね二十四節気の夏至や大暑の1週間前から、扇風機やエアコンを使い始めたり、処暑ではなく、白露や秋分まで扇風機やエアコンを使い続けるなど、夏が早く始まり、期間が長くなった感がある。



湿度のコントロール
暑さ指数の7割を占めるのが「湿度」。快適性を確保するためのターゲットは、湿度を下げること。湿度を20%下げると、耐寒気温は4℃も低下するという。気温28℃、湿度80%の蒸し暑い状況から、湿度を60%下げると、体感温度は24℃と快適になる計算だ。車内は車外よりも5℃以上高くなるので、単純には、真夏の外気温が32℃以下なら何とか車内で過ごせる(扇風機は必要だろう)ことになる。
湿度を下げるためには、①通風を確保、②除湿器を活用、③吸湿性にある寝具を活用 の3点が有効な方法。①は外気が無風ではなく、かつ高湿度でないことが条件となる。網戸、サーキュレーター、キャンピングカーならベンチレーターが必要となる。②は、コンパクトな繰り返し利用できるものが便利だが、最近販売されているコンパクト除湿器が置ければ最適だ。


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