山のお天気サバイバル(近くの山からアルプスまで)

ジオパーク・気象

山登りは、ピーカンのお天気の時に行きたいですよね! 行きたいけど雨模様だし、台風が近づいてるけど大丈夫かな? カッパ切るの嫌だな! 雷鳴りそうですけど大丈夫かな? アルプスの渡河があるけど行けるかな? 等々 悩みは尽きません。

私も今でも悩むことが多いですね。その時、何か判断できる目安や基準があったら良いと思いませんか!? 最近流行りのお天気アプリがあるから大丈夫だよ! って、思っているあなた、お天気はコロコロ変わりますよ。特に、山の天気は急変したり、予想以上に雨脚や風が強いことがよくあります。過信は禁物。最後は、自分で安全側で判断しましょう。

山歩き30年以上の間には、いろんな悪天や好天に出会いました。大失敗もあります。今回は、山と気象の全体について、これまで講演した資料に基づいて、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。今後は、私の経験や日本の山岳史上最悪の遭難事故も交えながら、大切なことをお伝えしていきたいと思います。

講演した内容のエッセンス

山の気象の基本について、登山を愛する気象予報士の立場から、講演させていただく機会があり、その時の資料をアレンジしながら、安全登山について考えてみたいと思います。

今回は、基礎の部分のエッセンスを見てみましょう。

山の一番の特徴は、平地と違うということです。天気予報は平地を対象としています。標高が上がると気圧も気温も変わることご存知ですね。

北海道の大雪山は北アルプス以上の寒さ、知ってました?

日本は海洋国家。海の影響が非常に大きいので、登る山との位置関係が大切です。

山には上昇気流で雲が発生し雨が降りやすいのが特徴です。山で雲を見て天気を判断する観天望気が大切ですね。

風と雲を制するものは山で笑う!?

日本には四季があり、山はいろんな姿を見せてくれます。どんな天気でも山の美しさは変わりません。

北海道トムラウシ山の遭難事故はご存知ですか? なぜ起こったのか、山での油断や過信は命取りです。ツアー登山でさえ。

私がまとめたものです。登山はサバイバルです。昨今予想もしない大きな災害や異常気象が起こっています。身の回りのことから見直して見ませんか! 登山を制するものは、命を守る。言い過ぎですか!???

これからのテーマは防災?

上記のチャートを一つづつ丁寧にみなさんと考えてみたいと思います。よろしくお願いします。

お天気ビジネスってご存知ですか? ユニクロの販売戦略、コンビニの販売戦略、農業ビジネス等々お天気情報は重要なコンテンツになっています。一方で、命を守る重要な情報でもあります。登山と気象を通して、命を守る防災についても考えてみたいと思います。4年間ほど防災現場で働いた経験も活かしていきたいと思います。

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